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【試作】検査精度について

  • 感度・特異度90%は確率が高いとは言い切れません。
  • 健康診断で検査が陽性となっても病気とは限りません。
  • 流行のない時に感染症検査をして陽性が出ても病気とは限りません。

この3つについて説明します。

10人に1人がかかる病気で、感度90%、特異度90%の検査があるとします。
実際に表を作ってみました。

感度:病気の時に、検査陽性とでる割合
特異度:病気でない時に、検査陰性と出る割合

 

検査+ 検査- 合計
病気あり 10
病気なし 90
合計 100

全員が100人とすると、病気になる人が10人に1人なので、
病気ありが10人、病気なしが90人になります。

 

検査+ 検査- 合計
病気あり 9 1 10
病気なし 9 81 90
合計 100

感度90%、特異度90%なので
それぞれの値はこのようになります。

 

検査+ 検査- 合計
病気あり 9 1 10
病気なし 9 81 90
合計 18 82 100

それぞれの合計はこのようになります。

 

検査+ 検査- 合計
病気あり 9 1 10
病気なし 9 81 90
合計 18 82 100

検査陽性の人で見てみると、病気ありの人は、
9人÷18人で50%になります。
つまり、検査陽性の人の中でも本当に病気なのは50%です。
50%の人は病気ではないのに検査が陽性となってしまいます(擬陽性)。

感度・特異度90%は確率が高いとは言い切れません。
インフル検査キットは、感度・特異度97%ほどといわれているのでかなり精度は高いです。コロナ検査キットは、当初「90%もある!」と宣伝されていましたが、決して高くはありません。マイコプラズマ抗原キットは70-80%といわれており、当院では感度が良く、薬の効き具合の判定できるPCR検査のできる病院を紹介しています。

健康診断で検査が陽性となっても病気とは限りません。
健康診断の目的はあたりをつけることが目的なので、検査が陽性だとしてもすぐに心配することはありません。しかし、精密検査を受けてから判断しましょう。

流行のない時に感染症検査をして陽性が出ても病気とは限りません
陽性率が低くなるため、実は感染症ではない擬陽性の可能性が高いです。その後、周りの人には移らなかったということが多いです。間違った結果で振り回されないよう当院では、何でもかんでも検査するわけではなく、状況に応じて行います。

検査の結果がすべてというわけではなく、検査精度を理解したうえで、検査を受けることをお勧めします!