漢方内科

漢方内科について

西洋医学による治療のみならず、アレルギーなどストレスによる体調不良のケア、
東洋医学を用いた体質改善のための生活指導、
体質に合った漢方薬処方(保険診療)を行います。
漢方診療を行う際には、問診や診察により、体質診断を行い、
あなたに合った漢方薬を処方します。

漢方薬は体質が変わった際や、
季節の変化に応じて調整いたします。

お子さんの体調不良にも対応いたします。
親子での体質改善も承っております。

なお、漢方薬を処方を希望された場合でも、
西洋医学による加療が適応となると判断した場合には、
西洋医学での診療を優先します。
西洋医学と東洋医学のどちらがご自身にあっているかわからない場合にも
相談にのらせていただきます。

なお、根本的な体質改善には、
漢方だけではなく、食事や生活習慣の改善も大切です。
あなたに必要な食事や生活習慣の改善に向けたアドバイスもいたします。

現在、漢方薬の市場流通に制限がかかっております。そのため、あなたにとって最適な漢方薬が現在入手困難な漢方薬の場合、第二候補の漢方薬を提案する場合もございます。

漢方薬が有効な症状の例

  • 頭痛
  • 肩こり
  • めまい、耳鳴り
  • 発熱
  • だるい
  • 手足や全身が冷える
  • 食欲低下
  • 体重減少
  • 肥満症
  • むくみ
  • 不眠症
  • 不安が強い
  • イライラする
  • かぜ
  • 咳、痰
  • 鼻水
  • 動悸
  • 口内炎
  • 下痢
  • 便秘
  • のぼせ、ほてりなどの更年期症状
  • 月経関連症状(頭痛、腹痛、出血が多いなど)
  • 腰痛
  • 関節の痛み
  • じんましん
  • 湿疹
  • アトピー性皮膚炎
  • 掌蹠膿疱症
  • 手掌角化症
  • 夜泣き
  • 夏バテ
  • 虚弱
  • 種々のストレスによる体調不良 など

漢方の効果と限界

漢方薬は魔法のお薬ではありません。体質を改善する効果がありますが、やはり基本は食事や生活習慣の改善です。そのプラスアルファとして漢方薬は働きます。
体質改善には最低でも3か月はかかります。長年ある症状の改善を望まれる場合は、その症状が出現したのと同じ年数、漢方薬の内服や生活改善を要する場合もあります。

当院には、漢方薬でやせたいという患者さんも来院されます。しかし、漢方薬だけでやせることは難しいです。根本の生活習慣を改善することがあってこそ、初めて漢方薬は効果を発揮します。そのため、当院では、肥満でお悩みの方には、管理栄養士による食事指導をベースラインに、漢方薬を追加しております。

漢方薬のみで高血圧や高脂血症、糖尿病を改善することも難しいです。高血圧や高脂血症、糖尿病の治療に対しては、食事運動療法に加え、西洋薬を処方させていただくこともあります。

不登校を改善する漢方薬もありません。学校に行けない原因が何らかの体調不良であった場合は、その体調不良を改善するために漢方薬を処方することはあります。しかし、その体調不良の原因がストレスによるものでしたら、まずはそのストレスの改善が必要です。漢方薬だけでストレスをなくすことはできません。

漢方薬はあくまでも薬ですので、副作用もゼロではありません。そのため、漢方薬を内服される場合は、定期的に血液検査で肝機能などの確認を行う必要があります。

心療内科(精神科・メンタルクリニック)に通院中の患者さん、
心の問題に対して漢方薬を希望される患者さんへ

当院はあくまで体のケアを目的とした漢方薬を処方しております。メンタル系のお薬の処方は心療内科でお願いしております。

漢方薬により体質改善をすることで、結果的に不安が軽くなることはありますが、漢方薬が不安症状をただちにとることはなかなか難しいです。やはり即効性を期待するのであれば、西洋薬の併用が必要です。

また、当院では完全予約制であり、お一人お一人の診療時間には限りがありますので、ご了承ください。カウンセリングも行っておりません。心のご相談はかかりつけの心療内科でしていただきますよう、お願いいたします。漢方薬を当院で処方されても、心療内科の通院は続けましょう。

心の問題に対して漢方薬の処方を希望されて受診された場合でも、こちらから心療内科の受診を勧めることもあります。あらかじめご了承ください。